投稿:2013年09月11日

『人間の長寿遺伝子とは?』

最近のDNAの目覚ましい発展で、ショウジョウバエや出芽酵母やマウスでは長寿遺伝子が解明されてきました。残念ながら人間のそれはまだはっきりしていないのですが、4番目の染色体上のコレステロールの代謝をよくする遺伝子がその候補とされています。その働きが良いと動脈硬化が起こりにくくなるといわれています。現在他の遺伝子も長寿作用があるといわれ、研究が進んでいる途中です。確かなことは人間にも数種から数十種の長寿遺伝子があるということです。長寿の人は長寿遺伝子を良く働かせており、逆に多くの人がその遺伝子を充分に働かせていないのです。現在、長寿の四分の一は遺伝的要因ですが、四分の三は環境要因によるとわかってきており、いかに長寿遺伝子を働かせるかポイントなのです。


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